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シャーク×ロストコロニー みにくいケイトはもう逃げない

第8章 ジョージタウン、乱戦


着せてやろうとしたが、ザックはふと手を止める


ケイトが不審に思ってザックの顔を合わせる見つめる


「やぁねぇ!女の人の裸を見つめちゃって!」


「違ぇよ、なんかヘンだぜ、この液体
 なんか甘ったるい匂いがするし、ネバネバしてやがる……、ケイト、ちょっと離れてろ!」


ザックはあたりを見回し、祭壇に掛けられていた白いシーツを引きちぎった


燭台や何かの像が雪崩れ落ちる


シーツを使ってクレリアの身体にまとわりつく粘性の高い液体を落としていく


「そんなの後でいいじゃない!
 そんなに女の人を触りたいの?えっちね!」


「そんなんじゃない!なにかの薬みたいなんだ
 ぬぐってやったほうが良さそうだ
 ケイトは触るなよ、何か副作用があるかもしれない…」


「ザックは触ってて大丈夫なの??」


「だから出来るだけ触れないようにシーツでぬぐってんだよッ!!」



「この女の人、ザックの知り合い??」


「ああ、前に世話になった人だ、助けてもらったんだよ」


「ザックが助けたんじゃくて、助けてもらったの? じゃあ、このお姉さん凄いんだねぇ」


「ああ、すげえ強い人なんだよ」


ある程度拭き終わってから、ザックは改めて軍服をかぶせてやる


「クレリア! クレリア! 起きてるか!
 もう起きる時間だぜッ?」


クレリアの身体を揺らしてやる


身体に体温がある


まだ大丈夫だ


ザックは何度も声を掛けた


すると、うっすらクレリアの瞼が開いていく


「クレリア! 良かった!
 助けに来たんだ、起きれるか!?」


ザックが声をかけるが、返事は無い

はぁぁぁ、と深い息を吐く


そのまま、ふぅっと息をして身体が揺れた


まだ寝ているかの様で、きちんと意識が覚醒していない


ゆっくりと腕を上げると、指先を唇に触れさせていく


なんだか妙にエロチックだ


唾液で濡らしたままの指を下ろすと、そのまま自分の乳房に触れ始めた


ビクン!と身体が震える


「クレリア、やめろ!なにやってる?」


クレリアはもっと刺激を求めるように何度も指を這わせる


「ケイト、こっちを見るな!出口を見張っていてくれ!」


「は、はい!」


ケイトは顔を真っ赤にして後ろを向いた


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