テキストサイズ

シャーク×ロストコロニー みにくいケイトはもう逃げない

第8章 ジョージタウン、乱戦


やがてクレリアは乳房だけては飽き足らず、その指を自分の脚のあいだへねじ込もうとし始めた


「おい、やめろ!クレリア!しっかりしてくれよッ!? くそっ! 聞いてねぇな!?」



ザックはあたりを見渡して、装飾に使ってあったオリーブの枝を引きちぎった


それを自分の口の中に入れた途端、ブゥっ!と吐き出した


「ううッッ!、直接食うと臭ぇなぁッ!!」


再び枝をもぎ取りムシャムシャと噛み砕く


そのままザックはクレリアに口づけをして、咀嚼したオリーブを口移しで含ませてやった


「なにやってんのよ、ザック!」

「こっち見ンなってッッ!!
 俺だって臭ぇんだからッッ!!」


少し間を置いてクレリアもむせ始めた


「んん……、クサイ……なんなのよ……」


「良かった、クレリア! 話しはあとだ
 此処を出るぞッ!!」


クレリアは焦点を合わせにくいのか、眼をパチクリしては左右の眼が動いていた


「ザック……?? って事はもうあの世??
 アンタ、私に何食べさせたのよッ!!
 ってゆーか、私ハダカじゃない!?
 私が眠ってるあいだに何したんだよッ!!」


「ああ、うるせぇな!!
 お前の身体をまさぐってやったんだよ!!
 お前もノリノリだったぜ!?」


「キミってサイテーだね」


「立てるか? おぶってやる」


「いいよ、ヘンタイに助けてもらわなくったって!! あ、あれ?? 立てない???」


「ほら、早くしろ」


仕方なくクレリアはザックの背中にしがみついた


「おしりが寒いよ」


「文句を言うな! ケイト、いいぞ!行こう!」


「あらあら、今度はこんな可愛いコまで連れて
 アンタ女まわりが良くなったんじゃない?」


「ああ、アンタのおかげで運が向いてきたぜ
 感謝しようと伝えに来たんだ」


「それはそれはご丁寧に、ついでに私の胸に爪をたてやがって!ズキズキするじゃないか!?」


「それはデミトリッヒとやらに言ってくれ!!」


そのとき、ケイトが悲鳴をあげた!!!!



「ザック!!!」


後ろを振り返ると地底湖の中から巨大なサメの頭が出現、襲いかかってきた!!!


ストーリーメニュー

TOPTOPへ