無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

一方、体は胸もお腹の下辺りも、熱くて熱くてズキズキする。　

「ぅうっ」

目尻に涙がにじんだ。
綻びを広げて、愛液を行き渡らせる指がヌルヌル粘膜を這い回る。
その振り幅が段々短くなっていく。　

「なあ、これだろ？ お前の弱い所は。 焦らせば焦らすほど膨れて尖ってくる」

指の先がつんつんと突起に当たり、セイゲルさんの歯が、私の耳朶を甘く食んだ。
柔らかなお菓子を解すように、鋭い尖りが優しく食い込む。

「あ、あぁ…はあっ……はあ…ぁんッ」

「耳もいいのか？ お前は全身敏感過ぎる」

歯を離され、低い声を吹き付けられれば肌が粟立つ。ちょっとしたことで身体が竦んでしまう。

「ご、ごめんな……さっ……あ、ぁあ」

その間も彼の指の動きは止まない。

「謝るな。 腰が揺れてるくせに…辛いか」

くにっ。 と、指の腹で突起をごく軽く押し上げられ、それだけで呆気なく腰が崩れそうになる。

「ぅう…き、気持ち……いい、ですっ」

「どこをどうされて気持ちいい？ ちゃんと言うんだ」

クリトリスの周りを、クルクル円を描くように遊んで、下から軽い力で擦りあげる。
ピクンと喉が反り、自分でも驚くほどの強い快感に目を見張った。

クチュ、クチ…クチュッ…

「……ぃ、や…ああ」

「じゃないとずっとこのままだが？ 周りをつつくだけでも腰が上がるな？」

爪先がカリ、と秘肉を軽く掻き気が逸れる。
数度それを繰り返し低く笑う彼に、つい恨み言が漏れる。

「あう…い、意地悪……っ！」

「ん？ 可愛がってるつもりだけどなあ。 俺もかなり耐えてるし。 さあ早く」

セイゲルさんの指が秘部の両側を挟み、むにむに軽く揉む。
気持ちいいけれども、その強さは……私が求めているものとは程遠い。