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恋慕

第30章 決別…弍



「そ、それは、そうですけど…だけど…
おいら達の事を認めてしまったら…
朕家も…どんな刑罰になるやら…
うまく話が纏まりませんが…えーっと…」

 と、弦は、しどろもどろになっていた…

朕の母
「まったく~…弦くんは可愛いわねぇ~」

 と、朕の母は弦を抱きしめた…


「えっ!?いや、ちょっと…っ!?」

 と、混乱している弦に対し…

朕の母
「何よ~…?いやなのぉ~…?」

 と、拗ねる朕の母…
どうやら朕の拗ねる癖は母に似たようだ…

 それを見ていた朕の父は…

朕の父
「よもや、よもや~…では、これは
我が受け取ろうぞ…」

 と、朕の父は…
師範殿から四十八手春画の書物を
然り気無く…取り上げ…パラパラとめくり…

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