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恋慕

第31章 仙人の領域…


 紫仙は続けて…

紫仙
「こいつは私の笛の音で上書きをした…
この傀儡は、お前の言う事など聞かんぞ?」 


「嘘だ…シャン…
俺より…そいつの言う事を聞くなよっ!?」

シャン
「まつり…ごめんね…身体が…動かない…
必ず…僕を…迎えに来て…」

 と、シャンは涙を流しながら
祭に、そう伝えた…

 それを聞いて…祭は愕然とした…
怒りに満ち溢れ鼓動が乱れ始めた…

紫仙
「おい、おい…
くだらんなぁ~…お涙頂戴か?」

 と、紫仙は祭を見下し嘲笑っていた…


「祭殿よ…気を静めよ…こやつには敵わぬ…
取り敢えず…秘力を回復させてから…
シャン殿を助けるぞよ?」

 と、朕は祭に提案したのだが…

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