恋慕
第31章 仙人の領域…
祭
「あの古宿に秘力を使わずに辿り着けば
シャンと朕を返してくれるんだな…?」
紫仙
「ほぅ…お前は…
あの古宿が見えているのか…?
お前には古宿に見えるのだな…
あっはっは…まだまだ鍛練が足りぬな…」
と、紫仙は
意味の分からない事を言っていた…
紫仙
「では、健闘を祈るとするか…おい、そこの
小僧…さっさと門番の務めを果たせよ…」
と、紫仙は、下級使いに言い放ち…
宙を舞い…シャンと朕を連れ…
姿を消して行ってしまった…
取り残された祭と弦…下級使いは…
下級使い
「そ、それでは、あたいは門番の務めを
果たしに行くとしますか…」
と、下級使いは…祭と弦に
関わりたくないのか立ち去ろうとしたら…