恋慕
第32章 小僧の仙力
【小僧の仙力】
祭
「おい待て…小僧…お前…仙力使えるだろう
…こいつを何とかしろっ!!」
と、祭は下級使い改め…小僧に
未だに苦しめられている弦を助けろ…
と、目で訴えた…
下級使い
「えっ!?な、何故あたいが
仙力を使える事を知っているのだ?」
と、小僧は甲高い声で、そう言った…
祭
「秘力とは違う…僅かだが別な力を感じる…
それが仙力では、ないのか?」
と、祭は小僧に問いただす…
下級使い
「まさしく、
祭様の、おっしゃる通りでござる…
あたいは微力ながらにして仙力を使える…」
と、小僧は自慢げに、そう言った…
祭
「なら、早くしろっ!!」
と、祭は小僧に催促した…