恋慕
第32章 小僧の仙力
祭
「なら、早くしろっ!!残り僅かしか
残っていないのなら俺に使えっ!!」
と、祭は小僧に圧をかけた…
下級使い
「えぇ!?それでは門番の務めは
果たせませんよ~!!これ以上、紫仙様に
叱られたら殺されちゃいますよ~…」
と、無駄な反発をする小僧に…
祭
「お前、門番の癖に…口許に、あんこを
付けてサボってるんだろう…
何の為の門番だ…紫仙様に言い付けるぞ?」
と、祭は小僧を脅し始めた…
下級使い
「えぇ~!?そ、それは困ります…
今すぐ回復させますので…紫仙様には
小豆団子を食べた事はご内密に…」
と、冷や汗をかきながら…
小僧は祭を僅かな仙力で回復させた…
ご内密にしなくても
小僧の口許を見れば一目瞭然なのだが…
それはさておき…