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恋慕

第32章 小僧の仙力


 祭は小僧に回復させてもらい…


「お前…
なかなか、やるな…身体が軽くなったぞ…」

 と、祭は小僧に感心した…

下級使い
「あぁ~もう駄目だ…あたいの仙力…
全て使い果たしたぞ…」

 と、小僧は
地面に大の字になり寝転んでしまった…

 それを見ていた…弦は…


「おいっ!!小僧…大丈夫か?
恩に着るよ…ありがとな…死ぬなよ…
これを呑めば回復するぞ?
おいら達を助けた、御礼だっ!!」

 と、弦は懐から酒壺を取り出し
小僧に手渡した…


「おいっ!!弦…やめろ…
その小僧には早すぎるぞっ!?」

 と、祭は止めたが時既に遅し…

 小僧は案の定、酔っ払い…
そのまま眠ってしまった…


「このまま…置いて行くしかないな…」

 そう言い残し祭と弦は小僧を放置し…
シャンと朕を助ける為…遥か遠い古宿へ…

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