恋慕
第33章 古宿への道…
【古宿への道…】
弦
「あぁ~…歩いても歩いても…古宿なんか
見えないぞぉ~…足が…もう動かねぇ!!
本当に古宿なんか、あるのかよ…」
と、弦は駄々を、こねはじめた…
祭
「お前…へばりすぎだぞっ!!
俺より体力あるだろうっ!!」
と、祭は弦を叱咤する…
弦
「そっ、それはぁ…そのぉ…夕べ…
朕に…いつも以上に…求められてぇ…」
と、弦は頬を染め…恥じらい始めた…
祭
「な…っ!?俺の前で恥じらうなよっ!!
それに…お前には古宿が見えないのか?」
と、祭は一瞬…
シャンとの情事を思い出してしまった…
なので、話を変え…
気持ちを落ち着かせたのだった…
弦
「えっ!?
お前…此処から古宿が見えるのか?」