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恋慕

第43章 仙宮…


 すると、そこへ…

紫仙
「なんだ…騒がしいな…
くたばって起きないかと思ったが…」

 と、紫仙は扇子を広げ仰ぎ…
そう言いながら四人に近付いたかと思うと

シャン
「ねぇ…あのさ、その…
水晶玉で過去は視れないの…ッ!?」

 と、シャンは…
紫仙の衣を引っ張り離さない…

紫仙
「おい、おい…
助けてやった礼も言わずかよ…
言葉遣いも、なっておらんな…
親の顔が見てみたいものだ…」

シャン
「助けてくれて、ありがとうございます…
これで良いでしょう…?それよりさ…
祭と弦が本当に、まぐわっていないか…
その水晶玉で視たいんだけど…?」

 と、シャンは
心の込もっていない礼を言って…
必死に気になる事を水晶玉で視たいらしい… 

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