
恋慕
第43章 仙宮…
すると…ぱぁ…と水晶玉が光りだし…
月明かりの下…ふたりは
まぐわっていない事が証明された…
祭以外は…嬉しそうにしていた…
そして、祭は複雑な想いであった…
紫仙
「ほぅ…流石…名家の息子だな…
仙力を使いこなすとは…
では…お前達の親が、どうなったのか…
知りたくはないか…?」
あっ、そうだった…とシャンは
もう一度…水晶玉に仙力を込めた…
だが、水晶玉で四人の両親が、
どうなったのか視る事が出来なかった…
紫仙
「あっ、はっ、はっ…鍛練が足りぬな…
まぁ…
お前達の親は死んでは、おらん…ただ…」
と、言い掛けた刻…
小豆
「紫仙様…そちらの
四人の湯浴みの用意が出来ました…
その後、食事の用意を致します…」
と、見慣れない…美青年が寝殿に現れた…
