
恋慕
第51章 夜明けと共に…弍
弦
「なぁに言ってんの~?
ソレに集中しすぎて
脆い三重結界張ってるんじゃ意味ないよ?」
ソレ…とは、つまり…ソレである…
小豆
「あぁ~…俺とした事が…」
と、小豆は夕べの事を思い出し
恥ずかしさのあまり…両手で顔を覆う…
天もまた照れくさそうに俯いている…
朕
「よもや、よもや~…まぁ良いではないか」
シャン
「それより…本当に休んできたら…?
寝てないんでしょ?」
祭
「紫仙様から、
今日は非番…って言っていたぞ?」
と、予想もしない事を言い出した…
小豆
「えっ?あの…紫仙様から…ですか…?」
天
「あの極悪非道の冷徹野郎の口から…
そのような事を…?
私達を毎日、働き蟻…働き蜂の様に…
こき使う野郎の言葉とは…思いませんが…」
