
恋慕
第51章 夜明けと共に…弍
小豆は、
ともかく天に酷い言われよう…
しかし、小豆は…
小豆
「…それでは困りますね…
御仕事を休む訳には…銭を稼がなければ…
それに…天様…紫仙様に対して、
そのような物言いは如何なものかと…」
と、困り果てていた…
それを聞いた天は…
自分に対し…様を付けられ…挙げ句の果てに
紫仙を庇い、まるで悪者扱いをされた気分…
少し傷つき…寂しい気分になり…
天
「…あの~
…私の愛より…銭が必要ですか?」
と、自分の
言動に恥ずかしさと虚しさが…募り…
小豆
「いや…その…天様…
そういう意味で言ったのではないですよ…」
と、小豆は天に弁解しようとすると…
紫仙
「何を、そんなに揉めている…」
