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恋慕

第8章 別れの刻…


 と、シャンの父と母は言葉を詰まらせた…
そこへ話の続きをしたのは師範殿だった…

師範殿
「シャン君が…
一時帰国する事は決定している…
なぁに、たった三月程で、この国に
帰ってくるさ…色々な手続きと親戚達へ
の報告…荷造り等…それが片付いたら…
だから、だから…
一生の別れではないから泣くな…」

 と、師範殿の方が泣いていた…


「何だよ~…師範殿の癖に…情けねぇ~…
まつり~…
この手紙に全ては書き記してあるぜ?」

 と、弦は師範殿を冷めた目で見て…
手紙を指に挟み、祭に見せつけた…


「よもや、よもや~…祭殿…
良かったではないか…」

 と、朕は悪戯な笑みを浮かべてる

 くぅも、おどけて見せた…

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