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恋慕

第14章 懐かしき友…



「何だよ~?
用がなければ来ては行けないのか~?
懐かしき友が帰国してきたのだ~
顔を見に来るのは当然なことだっ!!」


「よもや、よもや~…そうであった…
師範殿から伝達じゃ…
明日、成人の儀式を済ませ…
数日後に各国々の楽壇の生徒達が此方に
招集し訓練を行うそうじゃ…
それを伝えに来ただけじゃ…
ふたりの邪魔をして悪かったな…弦よ…
邪魔者は退散しようではないか…」

 と、朕は祭とシャンに、そう伝え…


「じゃあ、おいら達も…」

 と、弦は朕の腕を組み…寄り添い…


「弦よ…罰を与えよう…反省するまでは…
我は、そなたには指一本触れぬ…」

 朕は先程の…弦の方から祭に肩を寄せ
愉しそうにしていたのを根に持っていた…

 弦は朕に、えぇ~!?と、言いながら、
ふたりは部屋から出ていき…
 くぅも、それを察し姿を消したのだった…

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