恋慕
第15章 ふたりの刻…
【ふたりの刻…】
祭
「はぁ~…シャン…長旅で疲れただろう?
それに騒がしい奴らの相手まで…
まぁ…ゆっくり休めよ…」
祭はシャンを気遣い優しく、そう言った…
シャン
「…ありがとう、まつり…全然、疲れてない
…シャンと、ふたりきりになれて…嬉しい」
と、シャンは祭を抱き締めた…
祭
「…あっ、うん…そうだな…」
と、祭はシャンの頭を撫でてやった…
暫く抱き締めた後…ふたりは落ち着き…
くぅの話をしていた…
シャン
「ねぇ…どうして…くぅを僕に似せたの?」
シャンは悪戯っぽく祭に聞いた…
祭
「…それは…
シャンに傍に居てほしかったから…
まぁ離れ離れになったからシャンの面影を
想像しながら…作ったんだ…」