恋慕
第15章 ふたりの刻…
祭
「全然…似てないだろ…ごめんな…」
と、祭は照れ臭そうにして言った…
シャン
「何で謝るんだよ…似てるよ…
くぅは…自分で言うのも変だけど…
凄く綺麗で…仕草も可愛くて…」
と、シャンも可笑しくなり自分で自分を
褒めていた…
それから色んな話をした…
シャンは、お菓子の入った空っぽの缶の中に
今まで送れなかった手紙を渡し…
祭も今まで書き留めていた日記を渡し…
お互いに…読んでは笑いあい…
いつの間にか夕刻になり…
風呂と食事の時間に、なってしまった…
それを済ませ…学寮へ戻り…
明日は成人の儀式なので早めの就寝…
だけど、なかなか寝付けない…
祭とシャンは…またもや…昔話をしていた…