テキストサイズ

私ね先生がすきになっちゃったみたいなの

第5章 Episode3 Grow Apart

家に着いた頃、スマホが何度も鳴っていた
…先生がかけてるのは分かってる
でも私は出なかった

「…アイツから?」

「うん…でも出ない…私ね、憲ちゃんにも先生との事嘘ついてて…相手があーちゃんならってちょっと今思っちゃった!…ごめん、都合良すぎだね」

あーちゃんはギュッと私を抱きしめた

「…俺は…アイツみたいにちーちゃんを泣かせたりはしない、不安にだってさせない」

今日のあーちゃんは今までで1番男らしくて
ドキドキした…

「…ちーちゃん。」

あーちゃんは私に
顔をゆっくりと近づけた時だった

「…待てよ」

「…先生」

息を切らした先生が立っていた

「…良いから…離れろ」

私はあーちゃんと離れた
あんな事聞いた後だから先生の事ちゃんと見れない

「…なんで歩夢といるんだ」

「……それは」

「お前がちーちゃんを泣かせる様な事したから」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ