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私ね先生がすきになっちゃったみたいなの

第7章 Episode4:Summer

「いやいや、泊まりなんていつもだろ。」

「それはそうだけど…父親として心配だ」

憲ちゃんの事はあの日以来
お父さんって呼べてないけど
あの日から余計に父親意識が高まったみたい(笑)

「知子、七瀬の両親に失礼の無い様にな」

「分かってる、もう子供じゃないよ」

______

私は先生と別荘へ向かった
少しここから遠いみたい
ふと先生の右手の薬指を見ると指輪をして
いる事に気がついた

「…あれ、指輪」

「あぁ…学校では俺は出来ないから休みの日にだけしようと思ってな」

お守りとして持ってた指輪が
先生もしてるって思ったら
更に嬉しくなった

「…ありがとうございます」

「大丈夫、いつも知子の事思ってるから」

サービスエリアに着き少し休憩をとった

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