リバース!(R-18)
第1章 思い出したくない出会い
「あ~~…。暑い。暑いわ」
なんでこんなに暑いのよ。
部屋の中で、何かがもぞもぞと動く。やがてそれは、のそのそと鈍い動きで前進し始め、テーブルにたどり着くと、置いてあったコップとポットに手を伸ばした。寝転がったままコップに水を注ぐと、ごくりと飲み干し、動かなくなった。
そこには、腰までの赤毛を一つに束ね、軽装に軽めの胸当てを身につけた女性がごろりと横たわっていた。彼女の名はルーシー・カルテット。女剣士で、ここは彼女の自室だった。
あまりの暑さにバテていたのだが、じっとしていても暑いものは暑い。
それどころか、逆に暑さが増していく。ルーシーは、もう一度ポットから水を注ぐ。だが、コップの半分もいかないうちにそれは空になってしまった。再びぐったりと寝そべったとき、扉が叩かれた。
なんでこんなに暑いのよ。
部屋の中で、何かがもぞもぞと動く。やがてそれは、のそのそと鈍い動きで前進し始め、テーブルにたどり着くと、置いてあったコップとポットに手を伸ばした。寝転がったままコップに水を注ぐと、ごくりと飲み干し、動かなくなった。
そこには、腰までの赤毛を一つに束ね、軽装に軽めの胸当てを身につけた女性がごろりと横たわっていた。彼女の名はルーシー・カルテット。女剣士で、ここは彼女の自室だった。
あまりの暑さにバテていたのだが、じっとしていても暑いものは暑い。
それどころか、逆に暑さが増していく。ルーシーは、もう一度ポットから水を注ぐ。だが、コップの半分もいかないうちにそれは空になってしまった。再びぐったりと寝そべったとき、扉が叩かれた。