リバース!(R-18)
第6章 変態タレ目ナルシストに昇格おめでとう
翌日、ルーシーは依頼の最終日にしてかなりぐったりしていた。あの後、必死の抵抗もむなしく、最後までやられてしまったのだ。
町につくまであと少しの辛抱だ。報酬を受け取ったら絶対町で休憩しよう、と考えてルーシーはなんとか歩いていた。
「うう…」
砂漠を歩きながらルーシーが腰をおさえていると、す、とグランが横に立ち、ルーシーの腰をさすった。
「ちょっとやりすぎたな」
グランはニヤニヤ言った。
グランの手をどけると、ふん、とそっぽを向いて足を早める。ルーシーはすっかりへそを曲げていた。
グランはあれから、日中でも隙あらば依頼主の見ていないところでちょっかいをかけてきた。ルーシーが腰を痛めているのにもかまわず、尻をさわるなどしてきては、その度に「嫌いなヤツにヤられる気分はどうだ?」と意地悪く聞いていた。
この変態タレ目ナルシスト…覚えてなさいよ!
身体が重く思うように抵抗できないルーシーは、グランにやられっぱなしなのも癪だったが、やり返すような余裕もないので大人しくしていた。
…何かしようとすると逆にグランに捕まり、色々されるというのもあったが。
結局、ルーシーにできたのは、町につくまでグランとは一言も話さないということだけだった。
町につくまであと少しの辛抱だ。報酬を受け取ったら絶対町で休憩しよう、と考えてルーシーはなんとか歩いていた。
「うう…」
砂漠を歩きながらルーシーが腰をおさえていると、す、とグランが横に立ち、ルーシーの腰をさすった。
「ちょっとやりすぎたな」
グランはニヤニヤ言った。
グランの手をどけると、ふん、とそっぽを向いて足を早める。ルーシーはすっかりへそを曲げていた。
グランはあれから、日中でも隙あらば依頼主の見ていないところでちょっかいをかけてきた。ルーシーが腰を痛めているのにもかまわず、尻をさわるなどしてきては、その度に「嫌いなヤツにヤられる気分はどうだ?」と意地悪く聞いていた。
この変態タレ目ナルシスト…覚えてなさいよ!
身体が重く思うように抵抗できないルーシーは、グランにやられっぱなしなのも癪だったが、やり返すような余裕もないので大人しくしていた。
…何かしようとすると逆にグランに捕まり、色々されるというのもあったが。
結局、ルーシーにできたのは、町につくまでグランとは一言も話さないということだけだった。