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終わらない物語

第1章 【R18】アクマな世界は、精子じゃないと回復しません!?

「姫華……声を出すなよ」


 そう言うと、黒澤はなぜか私からスッと離れた。


「?」


 顔を上げると、黒澤は別の方向を見ていた。黒澤の視線を追うと、そこには一人の女生徒が立っていた。


「……っ!」


 見られた!?
 まさか人がいたなんて……!!
 しかもよく見れば、女生徒は私の後輩の白河ゆりですわ!
 なんてこと……! こんな姿を見られては、弁解の余地もないですわ……。


「……うそっ……。誰かと思ったら、姫華先輩じゃないですか……!」

「……っ……」


 黒澤は私に振り返る。
 そして首を左右に振った。


「その格好……まさか、この男に乱暴されたのですか!?」

「!」


 私はその言葉を聞いて、ゆりが助けてくれるのじゃないかと期待した。


 

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