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終わらない物語

第1章 【R18】アクマな世界は、精子じゃないと回復しません!?

 その時、黒澤が私の左腕を引っ張った。


「ここを離れるぞ! やつらが来る! 」

「……っ……」



 何が何だかわからなかった。
 私は黒澤に引っ張られながら、無我夢中で走った。


 途中背後から、うなり声が聞こえてきたけど、怖くて振り向けなかった。


 黒澤は私の通う学校の敷地内に入っていった。校門をくぐると、女子生徒たちが何人かいた。走ってきた私たちを何事かとゆっくり振り返る――その姿はゾンビだった。


「きゃあああっ!!」


 思わず悲鳴をあげると、制服を着たゾンビたちが一斉に襲いかかってきた。


 その瞬間、突風が巻き起こった。
 バリバリとヘリコプターの音が聞こえてくる。


「二人とも、捕まって!!」


 上空から声がした。



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