ヤリチン野郎と一途くん
第9章 相談相手
蘇芳
「あはは…そうだな…だけど、お前だけは
逃げなかったな…俺の事…好きなのか?」
と、蘇芳は冗談交じりに、そう言った…
「思ったより元気で良かったよ…
それより早く準備して学校に行けよ?
月曜の朝は満員電車で込むぞ…それに…」
蘇芳
「乗り換えでバスに乗って寮に戻って…
制服に着替えて…逆算で時間を戻したら…
やべっ…間に合うじゃん!!
俺って天才じゃん!!」
蘇芳は、そう言うと勝手にシャワーを
浴びて友人の作ってくれた朝食を食べて…
学校に行こうと扉を開けようとしたら…
「また、いつでも遊びに来いよ?」
蘇芳
「来て良いの?お前の彼女は?」
「彼女より、お前を優先してやるって
言ってんの…彼女とは学校でも逢えるし…」
と、友人は肩をすくめて、そう言った…