ヤリチン野郎と一途くん
第11章 バスの中
【バスの中】
蘇芳と、その子は
乗り換えの為…バス停へ向かう途中…
蘇芳は歩きながら…
蘇芳
「君…大丈夫…じゃないよな…ごめんね…
勝手に動画を見せちゃって…」
「えっ?いえ…大丈夫です…
助けてくれて…ありがとうございます…
あと…君…じゃなくて…瑠璃…です…」
と、その子は、また俯いた…
ほとんど…最後の方は声が小さすぎて
蘇芳には聞こえてなかったので…
蘇芳
「えっ?君…じゃなくて…何…?」
と、聞き返した…
瑠璃
「ぼ、僕の名前は…瑠璃…です…」
蘇芳
「あぁ…名前ね…俺の名前は蘇芳…
宜しくね?瑠璃くんは…何年生?1年生?」
と、蘇芳は瑠璃に、そう言った…
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える