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ヤリチン野郎と一途くん

第15章 教室内で


 蘇芳は思わず…

蘇芳
「…瑠璃…どこから聞いてた…?」
(まずいなぁ…踏んだり蹴ったりじゃないか…)

 瑠璃は…俯いていた顔を少し上げて…

瑠璃
「えーと…蘇芳くんは大切に、
抱いてくれるし抱かれてくれるし…
でも…それって…ただの噂…だよね…?」

 と、瑠璃の
眼鏡の奥の瞳は悲しそうにしていた…

絶倫王
「誰だ?お前…?見ない顔だな…?
蘇芳とは、どういう関係…って…ああ!!
お前…今朝…
蘇芳の部屋から一緒に出てきた奴だな?」

 と、絶倫王は瑠璃を見て…そう言った…

瑠璃
「えっ?ち、違います…人違いです…
僕は…寮じゃないし…
転校生で電車とバスで来ました…」
(蘇芳くんから守られてばかりじゃダメだ…
今度は僕が蘇芳くんを守る番だ!!)

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