初心な生け贄、捧げます 第8弾
第2章 儀式
「えっ?大切な人…?そうだなぁ…俺を育ててくれた、じぃちゃんかな…でも…」
海星は躊躇いがちに言葉を詰まらせた
「どうしたの?」
澪月は顔を傾け海星を覗き込んだ…
「じぃちゃんは、とても大切な人だ…だけど、じぃちゃんには島の人達が居るから、大丈夫だよ…」
「…そうなんだ…」
そう、海星は思い出したのだ…
幼い頃から祖父に聞かされた、おとぎ話を…
もう一生、育ての親である祖父に逢えないことを…
海星の切ない顔を見抜いた澪月は…
「知ってるんだね…この島の、おとぎ話を…」
「うん、散々じぃちゃんに嫌って言う程、聞かされてたから…」
海星は少し切なそうに笑いながら肩を竦めて澪月に話した
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