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一途な執事と絶倫姫

第5章 コレクション


「俺の事、最低…?」

 と、羊の切なそうな声…

「羊さんは…最高です…」

 と、愛莉の認めたくない言い方…

「俺の事、大嫌い…?」

 と、羊の不安そうな声…

「羊さんの事、大好きです…」

 と、愛莉は認めてしまう…

「俺と別れたいの…?」

 と、羊の震える声…

「羊さんと別れたくないです…」

 と、愛莉は
再び羊を、ぎゅっと抱きしめた…

 だけど…
愛莉の心には不安要素があった…

「羊さんは…本当は…ノンケなの…?」

 と、愛莉は
聞きたくない質問をしてしまった…

「そうだね…ノンケだったよ…」

 と、愛莉は羊の発せられた言葉に
胸が締め付けられた…

「じゃあ…何で僕を選んだんですか…?」

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