一途な執事と絶倫姫 第4弾
第5章 コレクション
「俺の事、最低…?」
と、羊の切なそうな声…
「羊さんは…最高です…」
と、愛莉の認めたくない言い方…
「俺の事、大嫌い…?」
と、羊の不安そうな声…
「羊さんの事、大好きです…」
と、愛莉は認めてしまう…
「俺と別れたいの…?」
と、羊の震える声…
「羊さんと別れたくないです…」
と、愛莉は
再び羊を、ぎゅっと抱きしめた…
だけど…
愛莉の心には不安要素があった…
「羊さんは…本当は…ノンケなの…?」
と、愛莉は
聞きたくない質問をしてしまった…
「そうだね…ノンケだったよ…」
と、愛莉は羊の発せられた言葉に
胸が締め付けられた…
「じゃあ…何で僕を選んだんですか…?」