無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

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「ん………」


フッと目を覚ますと、そこは自分の家のソファの上。
手にはアプリのホーム画面が映っているスマホ。


「わ、もうこんな時間経ってたのかぁ」

スマホには、今ひかるんとのプレイを1時間もやってたのが表示されている。
そしてその横には、応援ギフトを贈る表示も出ていた。


「ひかるんの人気振りには毎回圧倒されるけど、やっぱ今日も楽しかったなぁ」


この応援ギフトは贈れば贈るほどユーザーのランキングに影響され、且つ、検索でも上の方に出る仕組みになっている。

私はひかるんとの今日のプレイを思い出し、その応援ギフトを幾種類の中から選んでタップした。


“面白い”

“エロかった”

“なごむ”


「うん。やっぱこの3つだな」


好みの相手を探す時の検索には、こういったキーワードから選ぶのだが、それがフォロワーによるギフトで成り立っているのがこのアプリの仕組みというわけだ。


だとしたら、それ以外のキーワードで検索したら、どんな人がいるんだろうか……



「さぁて、私もご飯の準備するかなー」


私はスマホを充電器に挿すと、一旦アプリの事は忘れて炊事に取りかかった。