【お題小説】雨の日のイツキ(4ページ完結)
第1章 【日曜日の朝】
イツキがDSでポケモン通信をしているあいだ、ボクはイツキのクラスメートの家族か気になりました
4人はお揃いのプロ野球チームの赤いユニフォームで揃えていたのですが、よく見ると他のテーブルの席でも同じファンの人たちが揃いのユニフォームを着ています
ボクの地元でもプロ野球ファンがユニフォームを着たりキャップをかぶったりしていますが、もう少しイベント感覚というか、お祭り感覚だったような気がします
試合の日の夜とかは地下鉄で同じようなチームのひとたちを見ることがあります
ですがこちらの地方では普段着としてチームを応援しているような感覚なのでしょうか?
日曜の朝からけっこう何人も赤いユニフォームを見かけます
あまり野球に興味がないボクからすれば、同じ趣味をみんなで楽しめるのは羨ましいことだな、と思いながらお店のフロアを眺めていました
しばらくしてクラスメート家族は食事を終えたらしく席を立ち上がりました
パパさんとお兄ちゃんは食べ終えたトレイを戻して駐車場のほうへ向かったようです
そして元クラスメートの女の子とママさんがこちらのテーブルに挨拶に来てくれました
ちょっと恐縮しちゃいますね
「こんにちは、いつも娘がお世話になってます」
「いえいえ、こちらこそイツキと遊んてくれてありがとうこざいます
ご家族でペアルックなのも楽しそうですね」
「ああ、これ?昔はねジャニーズの推し活とかしてたんですけどお兄ちゃんが野球にハマってから今では家族で推し活してるんです
お金は4倍かかりますけど、1人で楽しむよりみんなで楽しんだほうが同じ時間を過ごせるようになって愉しみは10倍くらいになりましたよ」
なるほど
家族で楽しめる時間が増えるのは確かに良いことですねぇ
ボクも感心してしまいました
「バイバイ、イツキくん」
「うん、また明日学校でね」
ふたりはそのまま駐車場のほうへ出ていかれました
「イツキは野球とか好き?」
「ううん、あまり知らないから」
そういえばママのタマキも何かにハマってることとかあるのだろうか?と気になりました
タマキはイツキを育てるために夜の仕事までして一生懸命働いています
タマキ自身はなにかの楽しみとかあるのでしょうか?
いやたとえ聞いたとしても
「わたしの楽しみはイツキよ」と言いそう
4人はお揃いのプロ野球チームの赤いユニフォームで揃えていたのですが、よく見ると他のテーブルの席でも同じファンの人たちが揃いのユニフォームを着ています
ボクの地元でもプロ野球ファンがユニフォームを着たりキャップをかぶったりしていますが、もう少しイベント感覚というか、お祭り感覚だったような気がします
試合の日の夜とかは地下鉄で同じようなチームのひとたちを見ることがあります
ですがこちらの地方では普段着としてチームを応援しているような感覚なのでしょうか?
日曜の朝からけっこう何人も赤いユニフォームを見かけます
あまり野球に興味がないボクからすれば、同じ趣味をみんなで楽しめるのは羨ましいことだな、と思いながらお店のフロアを眺めていました
しばらくしてクラスメート家族は食事を終えたらしく席を立ち上がりました
パパさんとお兄ちゃんは食べ終えたトレイを戻して駐車場のほうへ向かったようです
そして元クラスメートの女の子とママさんがこちらのテーブルに挨拶に来てくれました
ちょっと恐縮しちゃいますね
「こんにちは、いつも娘がお世話になってます」
「いえいえ、こちらこそイツキと遊んてくれてありがとうこざいます
ご家族でペアルックなのも楽しそうですね」
「ああ、これ?昔はねジャニーズの推し活とかしてたんですけどお兄ちゃんが野球にハマってから今では家族で推し活してるんです
お金は4倍かかりますけど、1人で楽しむよりみんなで楽しんだほうが同じ時間を過ごせるようになって愉しみは10倍くらいになりましたよ」
なるほど
家族で楽しめる時間が増えるのは確かに良いことですねぇ
ボクも感心してしまいました
「バイバイ、イツキくん」
「うん、また明日学校でね」
ふたりはそのまま駐車場のほうへ出ていかれました
「イツキは野球とか好き?」
「ううん、あまり知らないから」
そういえばママのタマキも何かにハマってることとかあるのだろうか?と気になりました
タマキはイツキを育てるために夜の仕事までして一生懸命働いています
タマキ自身はなにかの楽しみとかあるのでしょうか?
いやたとえ聞いたとしても
「わたしの楽しみはイツキよ」と言いそう