心の揺らぎと格闘中 第5弾
第3章 救護室
「あ、あの…ありがとう…ございます…
それから…もし良かったら少しだけ…
私の話し相手になってもらえませんか…?」
樹莉はレッドに、そう言うと…
レッドは暫く考えた後…良いですよ…
と答え…ベッドの近くにある椅子に座った…
「あの…さっきの質問なんですけど…
樹は私が推し活をしている事を知りません…
ただ最近…逢う頻度が少なくて不安で…」
樹莉は泣き出してしまった…
「えっ?ちょ、ちょっと…大丈夫…
じゃない…ですよね…泣かないで下さい…」
レッドは動揺して大量のティッシュで
樹莉の涙を拭いて上げた…
「ぐすん…ありがとう…ございます…」
樹莉の顔は涙で化粧は崩れて
ぐしゃぐしゃ顔に、なっていた…