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Lovers Game 〜光と影〜

第2章 バカ男 クソ女

『影山さま、いらっしゃいませ』

『こんばんはママ♪今日も綺麗だね』


満点の笑顔で出迎えるのは、たった一夜でこの俺(ターゲット)を認識、それはそれはもう鉄壁にパーフェクトなママ


だけどなー俺、、ありきたりに完璧、、お利口なものは
求めてないんだよなぁ・・・

ママの完璧なご挨拶と接客受けながら俺は
アタマで別の考え事をしてオーダーする。


『❝レン❞さんを指名で♪』


ペキッ?
って一瞬、顔面から音がしてきたように
ママの完璧な笑顔が眉毛が曲がった(笑)

意外も意外過ぎるオーダーだったからか?


俺は久々でありながら❝つまらない❞と感じたあの日の景色の中で

一定に波打つ脈拍をピクピクッと一瞬だけ乱したような
あのザル飲み女を呼んでみた。


一等地で?高い金払ってなんでわざわざ?

さあ?

使ってみたら、動かしてみたら
角度を変えたら、面白いかもしれないじゃん?♪



『レンちゃん?…ちょっと…~…』

席に向かう彼女にママが俺の死角で耳打ち、なにやら指示してるらしかった
まあ大体の想像はつく


俺は❝今日❞が楽しめれば良いだけだから?
そんな構えてくれなくていいんだけどな。

(一生懸命つかまえてくれても俺、そんな遊び方(通い)する気ないからさ。すまないが)




『・・・。・・・こんばんは』



怪訝そうな表情で例のレンが俺の席にやってきた


・・・・や、少しはプロ意識っていうか
嬉しそうな顔しろよな?(笑)

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