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Lovers Game 〜光と影〜

第2章 バカ男 クソ女

『こんばんは♪お姫様』

軽くウィンクしてザル飲み女を迎える

や、そんな❝ノリ❞くらいフツー通じるでしょ?


が?


『・・・。…』

座りかけたその女は、完璧なママとは真逆も良いところに
一瞬、、どころか5・・・10秒くらい硬直

これでもかってくらい両眉毛をへの字にして
ポカっと口まで開けてやがった(笑)


いくらなんでもそうくるかぁ?

はははっ

ま、❝普通じゃないモノ❞をオーダーしたのは
この俺だ♪

四の五の言わせず、無愛想ザル女を座らせる。



『ははは♪驚かせちゃった?』



『・・・。異国にお住いの方ですか?』



おっと?
意外に鋭いこと言う女



『フフッ…よく言われるけど(※ウソだけど)なんで?』



『…❝日本語のセンス❞が…❝独特❞・・なので』


しれっと嫌味を言われてるらしい(笑)
期待してなかったが、期待以上に遊べそうだ。


『ま、ひとまず乾杯♪』


細長い指でそっとグラスを傾けるレンと乾杯して
俺は少々ニヤニヤ・・・



『好きなもの好きなだけ飲んでいいからね♪』


『・・・。ありがとうございます』



ふざけてんのか、ってくらい笑いもしない。


ま♪そんなことは許容範囲で
前回一瞬で強烈に印象を残してくれたこのザル女が

ほんとにどこまで”ザル”なのか

俺はゲームスタートのスイッチでも入れた気分で羽を伸ばした。

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