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Lovers Game 〜光と影〜

第9章 悪魔の心

〃【預カリモノ】〃

オフィスに戻った俺に
煌牙が見せてきたのは会社のPCに届いたメール


いかにも…ありふれたフィッシング詐欺みたいな
タイトルの振られたメール


『は?…なんだお前ら…こんなもんを…』



煌『…ちょっと…ちゃんとみてくれよ』



『・・?!』



開いたメールには画像ファイルが添付してあって




『廉・・・・?…』


画像は…死んだように目を閉じた廉…らしき
女の写真と


〇〇区□□倉庫
ヒトリデコイ


なんて…フェイク感満載の脅迫文書



ガチャ…

太『彼女の位置情報みて辿ってみたけど…
事務所、、蓮の家から、そう遠くないとこにコレ…落ちてた』


太牙が俺と時間差で帰ってきて
手には…廉の…バック、らしきものと
中から取り出した廉の…スマホ


龍『ってことは…廉さんを直接追うのは…実質無理か』



…相も変わらず…無駄に仕事の速いヤツら


煌『じゃ、ダメ元で…この場所行くしかないか』

龍『まず、相手の素性を調べないと…発信元特定できるかやってみるから』



ある種のいつもの光景だ

このまま任せられるなら任せておきたい

いつものように




けど、それは…こんな事じゃなければの話だ





『おい、、、お前ら…このクソ忙しい日に

こんな事で呼びつけたのかよ・・・・』





煌『蓮…ちょっと落ち着いてくれよ』


龍『こんなことって・・・』





『ほっとけ・・・・』





煌『は・・?』





『そんなことはほっとけ・・・

お前ら…自分の仕事しろ』

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