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Lovers Game 〜光と影〜

第11章 人間くさい生き方

あたし・・・言ったことないの


願ったことないの


❝誰か・・・助けて❞・・・って


一度も。


どんなに辛くても、、苦しくても


そんな助けがないこと…知ってたから



ひとりだけど・・・ひとりじゃなかった

のか・・・

ひとりじゃなかったけど・・・独りだったのか…





だから・・・誰にも助けを求める事をしなかった



どんなに不運に見舞われても

挫けず頑張っていれば・・・いつか

素敵な、、王子様みたいな人が現れて、なんて

そんな、、映画みたいな展開なんか現実にはないから



そんな夢みて生きてきてないから、あたし

そんな夢見る暇も現実逃避する隙間もなかったから




あたしは…自力で闘うしかなかったんだ



今まで通り・・そうするだけだ



だからって・・・なんなのよ、これは


最低・・・サイアク、、、ふざけるな



どうして・・・あたしが、こんな思いをするの





『チュゥ…チュ・・・はぁ、廉・・・』



『・・・』



気持ち悪いんだよ・・・この・・

クソオトコ、、くそったれが・・!!

こんなやつにいい様にされてたまるか・・バカ!




『・・・っ!』




ドカッ・・・・



なりふり構わず、智己を蹴飛ばした



幸い、、一瞬吹っ飛んでくれた・・・けど


ちょっと意識が途切れ途切れになる



『廉・・・ははは…こんな下品な・・
育ちの悪そうな女だった?

はは…まぁ、言って聞かせればいい話か
愛情かけて・・・ゆっくり
じっくり・・・じっくりとさ』



『っ・・・?!』


目を血走らせた智己が再びのしかかり
廉の首に手をかけた


・・・


・・・・・・。



・・・・~。。。






『や~・・・❝ソレ❞はちょっと・・・

ナンセンスなんじゃねぇの・・???』

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