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Lovers Game 〜光と影〜

第11章 人間くさい生き方

『な、な、なんだよ?!お前は…
どうやって入った?!…鍵、かけたはず』



呑気な男だなぁ?
動揺してる場合かテメーの状況・立場で?



やっとケツ仕舞って・・・てか
廉の体を離して俺の方を向いたソイツに
俺は構わず距離をつめて


ガサゴソ・・・


ヤツのスーツの胸ポケットの社員証を拝借



『~えーと、30.....31で?
バツイチ、子持ち?…ついでにマザコン?

オマケに二股疑惑の❝不良債権❞みてぇな男に?
自分の人生を❝投資❞する女がいるかよ』




さりげに身元を確認、聞き耳情報と併せて頭に入れる




『ましてや?仮にも20代の未婚の女がさ

金も地位もない・・・やらかし歴だらけの

そんな〃事故物件〃を選ぶとかマジで思ってんの?

このシビアな時代に随分と・・・

アタマお花畑な元カレさんだなぁ?♪』



ヤツの手から解放されて床に横たわる
あられもない姿の廉を横目で捉えて
俺はそんな現実と本音をヤツに吐き捨てる





『な、、どうやって入った?!警察呼ぶぞ!』



あ~?・・・チ〇コだけじゃなくて

アタマまで❝御粗末❞なのか?この男は




『…❝粗チン❞がよぉ・・・(笑)

テメーのがそんなんだから、この女が

オンナとしてちっとも❝成熟❞しなかったんだろうが』



『なんだと‥?!』



男は・・・そのネタだけは弱いんだよ♪

そのコンプレックスだけは払拭できねぇもんなのさ

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