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Lovers Game 〜光と影〜

第11章 人間くさい生き方

『フハッ・・・テメェが過去に手ぇつけた女で

身寄りもないも同然の社会的に弱い・・・
隙だらけの女ならワンチャンあり?

とか思ったのかしらねえけどさ』



『・・・~~!?』



『乗り換えたのかなんだか
過去、テメーが都合よくぶん投げた女に
後から執着するって・・・死ぬほどダサいけど?』



『ぉ…お前になんの関係が・・・』



『あ~・・❝その点❞に関しちゃ・・
不可抗力とは言え、俺も人の事は言えねぇかもな?♪

わからないでもねぇんだけどさ♪

❝気の強い女❞って?・・・フタ開けるとさ
Мっ気が強い一面あったりとかさ?たまらねぇじゃん?』




『な…なにを言っているんだ!!さっきから…』




ったく、話のわかんねぇ男だなぁ?
だから出世しねんだよお前みたいなタイプは



血の気が引いてるのか、湯気でそうなのか
よくわからんそのアホ面下げた男に



グイッ・・・



俺は更に距離を詰めて

頭・・・髪の毛を鷲掴みにして壁に押さえつけた




『だから・・・俺の言ってる事はひとつ…』




グキキキ・・・

『ぁ・・・ぐっ・・…』


さっきまで女の前ではいきがってた
その腕はヘナヘナと、俺にねじ伏せられてる













『女は・・・❝やさしく❞・・・扱うもんだぜ・・』









『・・・~~!!』


グキキキ…





『令〇だろうが平和だろうが…最低限の

❝生態系を守る❞上での…共通ルールだろ?』




『わ…わかった…はなせ…』




『それでもテメェは・・・今ここで・・・

この女を犯すのか?・・・って聞いてんのさ・・』





『悪かった…もうしない!!・・・から!』




イキモノってのは…

ニンゲン、動物・・・共通で

自分より格上の者を前にした瞬間

怯えて正面から闘う事は避けようとする

そして、、❝格(ソレ)❞を察知する本能があるものだ



俺は、情けなさ全開で組み伏せられてる男を

アタマ掴んだまま玄関に向けて突き飛ばす





『失せな・・・・・・粗チンが』




バーーーーーーーーーーーーーカ・・・。



ヨタヨタ去ってくその背中に

最高潮に❝中指❞立ててお見送り

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