テキストサイズ

Kalraの怪談

第40章 四十夜目:死者の手稿

☆☆☆
パソコンにあったメモから起こした話はこれでおしまいです。

ところで、不思議なことがあります。
私はこのメモのファイルを自分のPCの中に見つけましたが、Cさんという古書店主と会った記憶がないのです。この稿では固有名詞をすべて伏せていますが、私のPC上のファイルでは全ての固有名詞がそのまま記録されています。なので、実際にCさんのお店があったという住所を訪ねてもみました。

しかし、そこには古書店はなく、喫茶店があるだけでした。
近所の人の話では20年以上前から、そこには喫茶店しかなかった、とのことです。

この話は、いつの間にか私が想像で記載して、PCに記録したものでしょうか?
それとも、このCさんもまた、S森に行って、出会ってしまったのでしょうか?

アカネガミに・・・。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ