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Kalraの怪談

第58章 五十八夜目:呪いの代償

「ここで、日記が終わっていた。発見される10日くらい前だ。」
「ところで、やっこさんの死因は何だったんですか?」
「死因か・・・。餓死だ」
冷蔵庫の中には豊富に食べ物があったし、別に水道や電気も止められていない。
にも関わらず、本人は餓死だったという。

「なあ、呪いって、本当にあんのかな?」
ビールを煽り、とろんと酔った様な眼で、先輩は誰にともなく言った。

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