自殺紳士
第8章 Vol.8:檻の家
私がいけないのだ
ワタシガイケナイノダ
ワタシがヒトナミのツマでないのが
オットをあんなフウにしてしまっているのだ
ワタシガイケナイノダ
私は話しながら頭を抱えていた
どうしようもない
どうしようもない
どうしようもない
叫んでいいのか、
泣いていいのか
狂っていいのか
家に帰るのも怖い
帰らないのも怖い
私は ボロボロだった
青年はずっと話を聞いていた
憐れむこともしなかった
励ますこともしなかった
助言をするわけでもなかった
ただ、黙っていた
黙っていることが
なぜだか救いに感じた
話したら
「あなたにも落ち度があるのでは?」
「そんなにひどいことをされる理由があるはず」
そう言って責められると思っていたから
かもしれない
私は役立たずだから
無能だから
馬鹿だから・・・
話をしていて、
気がつくと
私はしゃがみ込んで
叫んでいた
ワタシガイケナイノダ
ワタシがヒトナミのツマでないのが
オットをあんなフウにしてしまっているのだ
ワタシガイケナイノダ
私は話しながら頭を抱えていた
どうしようもない
どうしようもない
どうしようもない
叫んでいいのか、
泣いていいのか
狂っていいのか
家に帰るのも怖い
帰らないのも怖い
私は ボロボロだった
青年はずっと話を聞いていた
憐れむこともしなかった
励ますこともしなかった
助言をするわけでもなかった
ただ、黙っていた
黙っていることが
なぜだか救いに感じた
話したら
「あなたにも落ち度があるのでは?」
「そんなにひどいことをされる理由があるはず」
そう言って責められると思っていたから
かもしれない
私は役立たずだから
無能だから
馬鹿だから・・・
話をしていて、
気がつくと
私はしゃがみ込んで
叫んでいた