Lの劣情
第1章 2024年6月吉日…
4
「…じゃぁさ、この後さ、久しぶりに2人でどう?」
「はい、喜んで行きたいですけど、アイ先輩は?」
「うん、私は久しぶりに実家に帰ろうかなって思ってただけだから」
確かアイ先輩は鎌倉だか、逗子辺りの出身だった筈…
「え、大丈夫なんですか?」
逆に心配になってしまう。
「うん全然大丈夫よ、たまに帰ってるし、それより念願のみっきに会えたから…」
「そうですよね、それにいざとなったら一緒に泊まっちゃったって…」
「うん、そうね」
この時のわたしとアイ先輩には、もう招待された新婦の存在はほぼ無かった。
幸せ絶頂の新婦よりも、目の前にいる 16年振りに再会できた大好きなアイ先輩の存在感の方が遥かに比重が大きかったのである…
そして結婚披露宴パーティーが終わり、二人で急ぎわたしの予約してあったホテルの部屋に荷物を置き、夜の巷へと繰り出した。
「うわぁ、みっきとこうして二人で飲むなんてぇ初めてじゃない?」
「そうですね、いつも他に誰かしらはいましたしねぇ」
そう、二人だけでは食事すらなかったかも…
わたしは大学時代、なぜか先輩達から可愛がられ、よく食事等に連れていって貰っていたのだが、こうしたアイ先輩と二人だけという機会は無かった。
バスケメイトだったせいもあり、いつも何人かは必ずいた…
「すっごく楽しいわぁ」
そう言ってくれているアイ先輩はお酒も強い…
それに対してわたしはお酒は大好きなのだがさほどお酒が強い訳ではなく、どちらかといえば人並みよりは弱い。
だけど本当に今夜は楽しく、懐かしく、まるで大学時代に戻ったかの様な気持ちの昂ぶりを感じていたし…
強いアイ先輩のペースに連られてしまい、やや早い感じで飲んでしまっていた。
だからいつもより酔いが、いや、酔っていた…
ううん、いつもより心地よく酔ってしまっていた…
「…じゃぁさ、この後さ、久しぶりに2人でどう?」
「はい、喜んで行きたいですけど、アイ先輩は?」
「うん、私は久しぶりに実家に帰ろうかなって思ってただけだから」
確かアイ先輩は鎌倉だか、逗子辺りの出身だった筈…
「え、大丈夫なんですか?」
逆に心配になってしまう。
「うん全然大丈夫よ、たまに帰ってるし、それより念願のみっきに会えたから…」
「そうですよね、それにいざとなったら一緒に泊まっちゃったって…」
「うん、そうね」
この時のわたしとアイ先輩には、もう招待された新婦の存在はほぼ無かった。
幸せ絶頂の新婦よりも、目の前にいる 16年振りに再会できた大好きなアイ先輩の存在感の方が遥かに比重が大きかったのである…
そして結婚披露宴パーティーが終わり、二人で急ぎわたしの予約してあったホテルの部屋に荷物を置き、夜の巷へと繰り出した。
「うわぁ、みっきとこうして二人で飲むなんてぇ初めてじゃない?」
「そうですね、いつも他に誰かしらはいましたしねぇ」
そう、二人だけでは食事すらなかったかも…
わたしは大学時代、なぜか先輩達から可愛がられ、よく食事等に連れていって貰っていたのだが、こうしたアイ先輩と二人だけという機会は無かった。
バスケメイトだったせいもあり、いつも何人かは必ずいた…
「すっごく楽しいわぁ」
そう言ってくれているアイ先輩はお酒も強い…
それに対してわたしはお酒は大好きなのだがさほどお酒が強い訳ではなく、どちらかといえば人並みよりは弱い。
だけど本当に今夜は楽しく、懐かしく、まるで大学時代に戻ったかの様な気持ちの昂ぶりを感じていたし…
強いアイ先輩のペースに連られてしまい、やや早い感じで飲んでしまっていた。
だからいつもより酔いが、いや、酔っていた…
ううん、いつもより心地よく酔ってしまっていた…