
微熱に疼く慕情
第4章 【錯乱していく激情】
何度か試みたがやっぱりネクタイは解けなかった
取れそうで取れない
きつくはないのに結び目が解けない
どうしよう……録画状態だよね?
ブブブ…と時折強くなるバイブで股を閉じて喘いでしまう
ずっと僅かな振動が続いてる
ちょっと待って、これいつまで?
明島さん、来なかったら?
居ない間の様子を見ていたいのだろう
括り付けられているわけではないから動いても良さそう
けど……後で叱られるのは嫌なので自ら行動先にカメラを持って行く
歩いている時にバイブが強くなって落としかけた
これは……危険!!
(ローター外してないか?お利口さんで待ってるんだぞ)とメッセージが来てすぐに返信したが既読にならない
時間帯までわからないか……
時々強くなるのはやっぱり遠隔操作しているからだよね…?
常に挿入っているから変な感じ
バイブが動くとたちまち発汗するほど感じてしまう
蹲ったり悶えたり……
んんっ………明島さん、早く戻って来て
ベッドに横たわり、ビクンビクンしている
何回目かの絶頂の後、鍵を開けて入って来る音がして
やっと解放されると安堵した
でも其処に居たのは明島さんではなく、黒崎さんの姿だった
「様子を見に行くよう言われたんだけど……」
ベッドの上の私を見て、すぐに理解しただろう
乗り上げて真っ先にネクタイを解いてくれた
両手が自由になったら
目の前の黒崎さんに襲いかかってしまう
「一華ちゃん…っ」
「何も言わないでください…」
ビデオカメラはまだ回ってる
わかっていながら生身の黒崎さんを見ると
火照りに火照った身体は言うことを聞かなくなるよ
キスで舌を絡ませた後、ズボンを脱がせてしゃぶりつく
仕事した後の牡の匂いにクラクラしそう
高速フェラに悶絶してください……
