
微熱に疼く慕情
第7章 【錯綜していく哀情】
「ハァハァ……ねぇ、出し過ぎ…」
「ごめん、我慢出来なかった…」
そのままシャワー行きだよ
朝から2回も顔射されるの初めて
お互い時間ないのにギリギリまで絡んで
適当に距離を空けて駅まで歩く
適当にアイコンタクトして別々の線に乗り込んだ
あれだけセックスしておいて、
体力大丈夫か?と自分で思うけど
特に支障はなくて正直驚いている
寧ろ、メイクのりも良かったし
何なら動きも軽い
チャージ出来てる…?
「おはようございます」
社内で挨拶するとぶっちゃけ本当にモテ期かなってくらい異性から声がかかる
これを懸念してたんだよね、先輩
なるべくポーカーフェイスでやり過ごしているけど
休憩時間に呼び出される事もしばしば……
嫉妬に狂った先輩は時々手に負えなくなる
鍵をかけた使われていない会議室
「んっ……ダメ、つけないで」
毒占欲に駆られているのは充分わかってる
でもその度に抑えつけるのが大変になってきた
首にはつけないで、お願い……
「何で…?俺のなのに」って目が怖い
完全に煽っちゃったか……
ここで拒むのは余計に暴走しちゃうのかな
ギュッと抱き締める他、思い当たらないよ……
本当は嫌だけど、彼氏だから…?
ブラウスのボタンを外して少しだけはだけさせる
鎖骨の下辺りを見せて
「首以外ならつけて良いよ」と言った瞬間がっつかれた
「痛っ……」
ちょっと激しい……え、1ヶ所じゃないの?
ボタン外されていく
「ちょっと…待って」
「ダメ、待たない、俺のだから…」
「つけるだけだからね?お願い…っ」
「わかってる……わかってるよ」
全然わかってなさそうなんだけど……
痛い……痛いよ……先輩………
