
微熱に疼く慕情
第8章 【壊れていく劣情】
「ヤダ……そんな事したら明島さんの前から消えちゃうよ?」
出来もしない事言ってる
わざと試す為……
動揺するどころか鼻で笑われちゃったけど
「わかったわかった、一華は俺から逃れられねぇよ、それをわからせる為に今から本気で抱くから、観念しろよ、な?」
「んん…っ」
強引だけど、中身はいつも優しい
私も逃れるつもりはないです
寧ろ、この時を待ってました
早く抱いてください
いつかは本当に宿ったら良いな……
まだその覚悟は出来てないけど
明島さんだったら良いな、とは思っていますよ
黒崎さんにも聴こえていたと思う
覗かれていたかも知れない
私も明島さんも我慢出来ずに声出しちゃってたから……
潮飲まないで……そこばっか当てないで……
奥までされたらひとたまりもないよ
すぐにイっちゃう
アナルにも指挿れてきてバックピストンで絶頂した
気付いたらディルドも使ってておまんこに刺さったまま、アナルピストンされていてシーツがびちゃびちゃだった
対面座位で「一華?いーちか?」って呼ばれてハッとする
「今、飛んでただろ?」
「んんっ…」
激しい突き上げに仰け反る背中を支えてもらいながら絶頂していた
そのまま後ろに倒れてまんぐり返し
重く伸し掛かる体重と奥まで届くピストン
「飛ぶなよ、一華、俺が出すとこ見とけって…っ」
額に汗滲ませて独占欲にまみれた明島さんに手を伸ばす
「キスして」と舌を出して迎え入れるの
「ハァハァ……いつか、その時まで……精子、元気なままで居てくださいね」
「一華……わかった、約束だぞ?」
「んんっ……またイっちゃいそうです、早いの、シて?」
「こうか?こうだよな?」
「あぁっ……それです、あぁっ…イクっ…イクイクっ」
「俺もイクよ、いつか孕ませるからな?お前の子宮、予約したぞ?あぁっ…出る出るっ」
