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微熱に疼く慕情

第10章 【囚われない愛と持続的な関係】






お口に出してもらった後は
明島さんじゃ考えられないくらいくっついてくるの
お水飲もうとしただけで取り上げられて口移しされちゃう
シャワーも一緒に浴びちゃうし、
ご飯もルームサービス頼んじゃった……
今日はくっつき虫なのかな



スマホを手にすれば抱き着いてきて
おっぱいに顔沈めるの
ちょっと可愛いが過ぎるんだが!?
こんなキャラじゃないのに……



「俺以外考えんなよ…」


「考えてないです」


「じゃ、スマホ見んな」


「はーい」



メッセージだけでも確認しようかと思ったけど
拗ねてる人が居るのでやめておきます
電源落としたまま、また鞄に仕舞った



「俺の前で他の男と連絡取るな」


「取ってませんよ、するつもりもなかったです」


「セックス、足りなかったか?動けなくしてやろうか?」



あぁ、ゾクゾクします、その独占欲剥き出しの視線……
怖くはないです、あなたの弱さを知ってしまったから



「もう、無理……また立てなくなるもん」


「立てなくしたい……何処にも行けなくしたい」



そう言いながら
「はぁ……俺、何言ってんだろ」って反省してるのもウケる
鼻を抓まれて「俺を生かすも殺すも一華次第だな」と…
お腹辺りに頭預けてきたから髪を撫でてあげた



「1つだけ、お願いして良い?」


「はい、何ですか?」



真っ直ぐ私を見つめて、一体何を言うんだろうと思えば、お腹を擦りながら言う



「ここに出して良いのは俺だけにして?誰にも許さないで?ここに命宿すのは絶対に俺だから」


「あの、私……妊娠とか今は考えられなくて、その、これから先もそのつもりは一切ないです」



どうして皆、そんな事を言うんだろうか
全然ピンと来ないよ
結婚もしないのにそんな無責任な事出来ない…って、どの口が言うんだかって感じだけどそれが本心




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