
微熱に疼く慕情
第10章 【囚われない愛と持続的な関係】
「ずっと先の話で構わない、一華がその気になったら俺を選んで欲しいってだけだよ」
「……はい、わかりました」
「あと、相手が複数居るなら、性病検査も必須だぞ?」
「それなら皆にしてもらってます、流石に…ね」
私だってその辺はちゃんと自分守らなきゃなって思うし、相手に対しても礼儀だと思うから自分も受けてる
自分も、相手も、安心して繋がりたいじゃない
勿論、この前、旺志郎くんにも伝えてある
快くOKしてくれたし、皆も提出してくれてるよ
ちゃんと理解してくれてる
「明島さんも受けてね」
そう言うとすぐに見せてくれた
日付けも最近で2週間前だ
「黒崎も受けてるよ」と教えてくれた
これからは私の元へ送って共有してくれるみたい
「安心してセックスに没頭出来るぞ」
「え、あっ……もう無理だよ」
「大丈夫、俺が動くから」
バスローブの裾を後ろから捲られ寝バックで挿れてきた
いつの間にゴム着けたの
覆い被さる身体がもう熱い
「あんっ…ダメ、すぐにイっちゃうぅ…っ」
「まだ腰振ってねぇぞ?挿れただけでイっちゃうのかよ」
だってもう身体が、明島さんの形を覚えてる
どんな風に突かれてどこに当たるのか全部染み込んでるんだもん
逃げ場のないピストンでアクメに遭わされる
隙間がないくらい重なってきて
「ちゃんと溺れてるか確認しないとな?すぐ他のちんぽに行っちゃうから」
「んんっ……ハァハァ……いや…っ」
「嫌じゃねぇだろ?すげぇ締まってるよ、どうして欲しい?言うまで動かねぇぞ」
「くっ……意地悪っ」
「その顔見てると意地悪したくなるんだ、言えよ、どうして欲しいのか」
「……動いて」
「あ?聞こえねぇ」
「ピストンしてください……お願いします…っ」
