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微熱に疼く慕情
第2章 【動き出す熱情】
とあるホテル、部屋に入るなり熱く求めてくるからそれに応える
キスされながらお尻を撫で回してきて、肩に掛けてたバックが足元に落ちた
クスッ……焦らないで、ちゃんと時間作ったから
「ハァハァ……もう待てないです」
「ん……明日、お店行くのに」
「僕とが先でしょ?」
「明日を予定してたのに…」
「明日も会います、一華さんを独り占めです」
「2日も拘束されちゃうの?」
そう煽げば両手クロスして頭の上で壁に押さえつけられる
良いね、その独占欲にまみれた目、もっと曝け出してよ
「僕だけを見て…」
「見てるよ」
バックの中で通知音が鳴る
目線だけ向けたら顎クイされて口を塞がれた
絡める舌がこっちに集中してよって言ってるみたい
何度も鳴るから気を取られるフリ
頬をムギュっとされて
「他の人の事考えないで」って叱られた
「じゃ……此処でイかせてくれたら電源切ってあげる」
そんな事で目の色輝かせてくれるんだね
本当、チョロいよ、樹くん
そこがまた可愛いんだけど
明日、美容室予約してて会えるのに
前日に会いたいコール……
ちょっと放置し過ぎたね
いつも限界まで待たせちゃうから
そろそろ本当に遊ばれてるんだって気付いてもらわないと
タイトスカートに手を入れてストッキングとショーツを片足だけ脱がせてきた
腰まで捲り上げてその場でクンニ……
舐めてる顔見ててあげる
賢いね、ちゃんと気持ち良い舐め方してる
髪を撫でて、指を甘噛みして声を抑える
本当、舐め犬みたい
「んん……はぁ……うん……それ気持ち良い…っ」
ジュルジュル音を立てて愛液を啜られる
クリも吸って……あぁ、そう、そのまま……
すっごい気持ち良い
この、何も考えられなくなる瞬間が好き
身体が熱く火照って絶頂へと昇りつめていく瞬間が……
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