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やぶさめ【3ページ短編】

第1章 サメとの約束


そのような光景を想像する

朝之丞は後悔していた

ああ、、あのとき馬の上から矢を放たなければよかった

すでに屋敷はあの女のものとなり、気色の悪い妹がそこの子供として居座ってしまっている

そして自分にはすでに家での居場所もなく、半分追い出されたかのように飛び出してしまったのだった

公開してももう遅い

矢を放ったのも、

約束をしてしまったのも、

すべて自分のせいなのだから




おわり


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