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2人きりの夜は

第2章 2回目

「急げ急げ」

自分に言い聞かせて、歯を磨いて化粧を終わらせる。

「よし!」

なんとかいつもの時間に間に合った。

「あお行くよー」 

「はーい!」

先に玄関に行ってたみたいで、呼ばれる。

「おまたせ!」

「今日は髪巻かないんだね」

「さすがに時間なかった」

「サラサラなのもいいじゃん」

「うん」

頭をよしよしされて照れる。いつも通り、お兄ちゃんの友達と合流して学校に行く。

「あおちゃんおはよ!」

教室に入るとすぐ爽太くんが駆け寄ってきた。あ、そうだった。ノート見せるんだった。

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